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2026年03月31日 火曜日 【医学部】国公立と私立は別ゲーム ( スタッフ日記 )
医学部入試においては国公立大学入試と私立大学入試は別ゲームだと認識しておいた方が賢明であろう。 国公立と私立の違いに関する一般的な解釈は授業料かもしれない。 私立大学医学部の場合、もっとも安くて6年間で約2千万円かかる。多くの私立医学部は6年間で4千万円ほどかかる。それ以上かかる私立医学部も少なくない。高額な私立大学では5千万から6千万円ほどを覚悟しておかなければならない。 一方で、国公立大学医学部の6年間の授業料は、国公立大学の他の学部と同じであるから、入学金が約30万円で、授業料が年約60万円で、6年間でも400万円程度で済む。これは国立大学の工学部や理学部とおなじなので、工学系や理学系の学生が修士にまで進んだ場合とおなじ金額となる。 授業料の額の比は「国公立:私立≒1:10」である。 しかし、国公立大学医学部入試と私立大学医学部入試の本質的な違いは実は学費ではない。 むしろ入試体系にある。 国公立大学では共通テストが必須で国語や社会の対策をしなければならないが、このことも違いの本質ではない。優秀な医学部受験生にとってそれは大した違いではない。 本質的な違いは面接と小論文にある。ほぼ面接と言い切ってもよい。 国公立大学医学部の面接試験は、二次試験において二次試験の学科試験に続いて一連の日程の中で実施される。通常は1日目が学科、2日目が面接ということが多い。 私立大学の面接試験は、一次試験の学科試験に合格した受験生のみに対し、後日(1週間程度後に)二次試験として実施されることがほとんどである。そしてこの二次試験が最大のヤマ場となる。 国公立大学の面接が数分間程度の実にさらっとしたものであるのに対し、私立大学の面接試験は本格的に実施される。集団面接と個別面接が組み合わされたり、個別面接が面接官を代えて6回連続で実施されたりと、実に本格的である。 国公立大学医学部ではそれほど面接がしつこく実施されていないにもかかわらず、国公立大学医学部卒の医師はほとんどが医師国家試験に合格し、医療現場で十分に役目を果たしている。 それにもかかわらず、私立大学医学部ではしつこく面接試験が行われるのはなぜであろうか。 実は私立医学部入試でしつこく面接が行われることには理由がある。 最大の理由は卒業後に所属する医局との相性を確認する必要があることだと考えられる。私立医学部は影響下にある大規模病院がそれぞれに違う。国公立大学医学部がどちらかといえば地域に影響力があることと大きく性質が違う。私立医学部によっては影響下にある病院がごく少数に限られることがあり、その狭い社会の中で卒業生が勤務することになるから、国公立に比べて非常に特殊性が高くなる。よって医局との相性が良くないと判断された受験生は合格者として選ばれにくい。 一般人からしたら非常にやっかいな入試に映るであろう。 しかしある種の人々にはこのことが望ましいこともある。 一般人家庭はもちろん、保護者が医師であっても国公立大学医学部の主出身で勤務医である場合など、ほとんどの医学部受験生にとってなじみやすいのは国公立大学医学部となるだろう。 私立医学部の受験をお勧めしないといことではない。 別ゲームであるということを知った上で臨むのが賢明だろうとお伝えしたいだけである。 にほんブログ村 にほんブログ村
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